おたふくわたのものづくりへの
おたふくわたのものづくりへのこだわり
おたふくわたのものづくりを支えるのは、わたのふとんに対する愛情をもった職人たちの手技です。
ふとんや座ふとんなどは、すべて職人による手づくり。一級寝具技能士の資格をもつ職人たちが、使う人たちのことを思いながら、1点1点丁寧に仕立てています。
現在のおたふくわたの商品の多くは、寝具技能士の野原久義さんがお仕立てしております。
野原さんは、熟練技術者が集まる全国大会・技能グランプリの寝具部門総合優勝をはじめ、厚生労働大臣賞、東京都知事賞など、数々の賞を受賞。一級寝具技能士であることはもちろん、「全技連マイスター」「東京マイスター」なども授与される匠です。
注文をいただいてから、1点1点、細部まで徹底して仕上げる姿はまさに匠。
わたのふとん・座ふとんの要である「角」(しっかりと角までわたが詰まっているのをぜひお確かめください)や、綿くずれしないつくりは、国内でも最高クラスといっても過言ではありません。
おたふくわたのふとんや座ふとんは中綿も側生地も、100%ナチュラルコットン(天然のわた)を使っています。
私たちおたふくわたは、1840年の創業時から綿花の仲買やわた・ふとんの加工販売をおこなってきました。ナチュラルコットンという素材は、自分たちのルーツであるとともに、日本はもとより世界中で古くから人々の生活に寄り添ってきた、とてもすぐれた素材だと考えています。だからこそ、ナチュラルコットンにこだわって、また同じナチュラルコットンでもそれぞれの特性を生かした商品づくりを心がけています。
たとえばふとんの中綿ひとつとっても、材料にこだわっています。掛ふとんには "コットンの王様" と呼ばれるエジプト超長綿と掛ふとん用として定評のあるメキシコ綿を主に使用。繊維が細かいので、生地と綿がなじみやすく、ふとんが体にフィットしやすく快適な寝心地が得られます。また、敷ふとんには、日本にも限られた量しか入ってこないインドメガライ州産の繊維が太く短いコットンを使用(ちなみにぶどうの房状にコットンボールができる珍しい綿花です)。コシがあって固めの繊維なので、寝たときの安定感があり、姿勢を崩しにくい敷ふとんに最適な素材です。
素材へのこだわりはそれだけではありません。季節によっても使用感が変わることなく、常にわたの良さを実感していただけるよう、それぞれの商品に適したわたの原産地で原料(原綿といいます)を厳選。良品のわただけを、日本国内の提携工場で丁寧にふとんわたへと加工しています。
ナチュラルコットンのもっている良さを生かしたものづくりに、おたふくわたはこれからも取り組んでいきます。
おたふくわたのふとんは、ナチュラルコットンを使用して、職人たちが手づくりしています。
掛ふとん・敷ふとんとも、目的にあわせた2種類の重さを用意しています。
■掛ふとん(2.7kg/3.6kg)
→ 2.7kg
春先から初秋にかけて使うのに適しています。冬でも毛布や肌掛ふとんと組み合わせて使うことができます。また、小柄な方や細身の方でも重さを気にせずにお使いいただけます。
→ 3.6kg
秋冬用としてお使いください。毛布などと組み合わせてお使いいただくと、暖かさが一層増します。わたのふとんは保温性にも優れているので、冬場でもお使いいただけます。
■敷ふとん(4.5kg/6.3kg)
→ 4.5kg
軽量の敷パットやマットレス、ベッドマットの上に敷いて使うのに適した厚みです。
→ 6.3kg
畳やカーペットの上に直接敷いてお使いいただく厚みです。2枚敷きにすると、寝心地がより安定します。
6.3kgの敷ふとんは、一枚でも定期的に日に干せば十分カサがでますが、寒さが気になる方や、寒い地域にお住まいの方、日に干す時間はないけれどふわふわの寝心地がほしいという方には、古来のスタイルである敷ふとんの2枚敷き(2枚重ね)をおすすめします。
掛ふとんを何枚も重ねても、下からの冷たい空気で体が冷えてしまうことがあります。敷ふとんを重ねることで、床の冷気がふとんに入るのを防ぐ効果があります。
また天然のわたを使ったふとんは、毎日使っているうちにカサがなくなり、つぶれてきます(カサを戻すために定期的な天日干しが必要です)。しかし、2枚重ねて使うことによって、ふっくらと安定した寝心地が持続するのです。