打ち直してながく使う

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おたふくわたのふとん・座ふとんは、一点一点、職人が心を込めておつくりしています。
シリーズタイトルの「打ち直し」のお話に入る前に、まずは日頃のお手入れのお話を。
心地よくお使いいただくために、次のようなお手入れをしていただくことをおすすめしています。
どうぞ日常づかいのご参考になさってください。

1 お使いになる前に

商品が届いたら、まずは一度、日に干してからお使いください。
梱包によって商品がつぶれたりシワがついたりしていることがありますが、
天日干し(日に当てて干すこと)によってかさが戻りふっくらとします。
これは、中綿がたくさんの空気を含んでふくらむことで、
ふとん・座ふとんに張りが出てシワがのびるためです。
なお、まれにふとん袋のにおいが移っていることがありますが、
天日干ししていただくことでそのにおいも取れます。

2 干し方について

清潔にできるだけながく心地よくお使いいただくために、
できるだけ週に1〜2度ほど、天日干ししてください。
天日干しに最適な時間帯は、湿気のすくない午前10時~午後3時頃です。
全体が日に当たるように、両面を干してください。
片面を2時間ずつが目安です。
天日干しした後は、かるく掃除機をかけていただくと、
表面についたほこりや花粉なども吸い取ることができます。
天日干しが難しい場合は、ふとん乾燥機をお使いいただいてもかまいません。

意外と勘違いされているのは、ふとん叩きで強く叩くことは控えたほうがよいということ。
側生地や中綿を傷めることがありますし、繊維の奥に入ったアレルギー物質が表面に出てきて
かえってからだに悪い影響を与えることもあるのです。
ふとん叩きは軽めにおさえて、天日干し後に掃除機で吸い取ってあげるのが
ふとんそのものも傷めずに、心地よくお使いいただくポイントです。
また、側生地の色落ち・傷みを防ぐためには、
ふとんカバーをつけたまま干していただくのもおすすめです。

3 洗い方について

側生地が部分的に汚れた場合は、つまみ洗いをして十分に乾燥させてください。
どうしても汚れが気になる場合は、ふとん専門店またはクリーニング専門店にご依頼ください。

4 収納と保管の仕方について

湿気の少ない通気性のよい場所で保管してください。
わたという素材は吸湿性にすぐれているため、
湿気の多い場所ではその水分を吸ってしまうのです。
しばらくお使いにならない場合は、日に当てて干して十分乾燥させてから、
湿気のすくない場所でカバーをはずして保管してください。
また、ダニやカビを防ぐために、使わない間でも、
ときどきは天日干しをして乾燥させるのがながく心地よくお使いいただくためのポイントです。

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